かんたん味噌作り

味噌を仕込む時期?

「味噌は冬の寒さが必要」と一般的に考えられがちですが、実際にはいつでも仕込むことができます。ただし、夏場は雑菌の繁殖が気になるため注意が必要です。
一般的には冬から初夏にかけて、11月から7月初旬までの間に仕込むのが良いでしょう。なぜなら、味噌の発酵は夏に進む傾向があるため、その前に仕込んでおく必要があるからです。

どれくらいで食べられる?

一般的には、夏を越えてからが味噌の食べ頃とされます。
熟成期間は夏を挟んで6ヶ月から1年ほどであり、冬に仕込んだ場合はゆっくりと発酵が進みますが、夏になると発酵が急速に進みます。その結果、夏頃からはっきりとした味噌らしい風味が醸し出されます。
味噌は仕込み時期や熟成期間によって、色合いや風味が変化します。特に1年以上寝かせた味噌は、味も香りも深く、より贅沢なものとなります。

味噌の作り方

材料 ※出来上がり約800gから900g程度の場合

大豆(無塩):500g
麦麹:300g
塩:100g

作り方

1:大豆の準備
大豆を水に浸して、一晩(約8時間)浸水させます。浸水後、水を捨てます。

2:大豆をゆでる
大きめの鍋に浸水した大豆を入れ、水を大豆の2倍量ほど加えます。強火にかけ、沸騰したら中火にし、約1時間半~2時間、大豆が柔らかくなるまでゆでます。途中でアクを取り除いてください。

3:大豆をすりつぶす
ゆでた大豆をざるにあけ、水気を切ります。すり鉢やフードプロセッサーを使って大豆をすりつぶします。滑らかなペースト状になるまで丁寧にすりつぶしてください。

4:麦麹と塩を混ぜる
すりつぶした大豆に麦麹と塩を加え、よく混ぜます。全体に均一に混ざるように混ぜてください。

5:味噌を詰める
混ざった味噌を清潔な容器に詰めます。表面を平らに整え、空気を抜いてください。

6:発酵
詰めた味噌を密閉容器に入れ、冷暗所で発酵させます。冬場は発酵が遅いため、温かい場所に置くと発酵が促進されます。途中で味見をし、自分好みの発酵度合いになったら完成です。

7:保存
完成した味噌は冷蔵庫で保存します。
開封後は冷蔵庫で保存し、早めに使い切ることをおすすめします。

注意点
・味噌づくりは前日の下作業もあるので、2日間かかります。
・大豆の茹で時間は目安です。柔らかさを確認しながら調整してください。
・発酵中は一定の温度と衛生状態を保つことが重要です。

家庭で手作りする味噌は、手間暇かかりますが、その風味は一味違います。
是非、お試しください。

 

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