商品一覧

  • 豆

    今後の食生活への豆活用

    食生活改善推進の要となる豆 近年、日本では食生活の変化などから糖尿病や心筋梗塞などの疾患が、成人だけでなく若者にまで増加しています。このため、若いうちから食生活の改善などにより健康で長生きできる身体を作っていけるよう、生活習慣病対策は、健康対策の中でも特に力を入れて推進されています。生活習慣病対策では、適度な運動や睡眠・休養、禁煙、節酒などが推奨されていますが、やはり中核となる対策は栄養を適正に摂取していくための食生活の改善です。具体的には、野菜・果物やカルシウムに富む食品の摂取量を増やすとともに、食塩相当量の摂取量の減少とカリウム摂取量の増加、食物繊維摂取量の増加、さらに脂肪エネルギー比率の減少と飽和脂肪酸摂取の抑制などがポイントとなっています。豆類は、これらの食生活改善を進めるに当たり、要となり得る非常に有用な食材と言うことができます。適正なエネルギー摂取量を確保しつつ、脂肪エネルギー比率を適正な水準にしていくためには、過剰気味の脂質の摂取を減らして糖質の摂取を増やすことになりますが、このためには世界的にも健康的な食事スタイルとして注目されつつある米を中心とした日本の伝統的な食事スタイル「和食」の良さを再認識していく必要があります。「和食」の最大の特徴は、主として炭水化物エネルギーの供給源となる「主食」、主としてたんぱく質や脂質の供給源となる「主菜」、主食及び主菜に不足するビタミン、ミネラル、食物繊維などを補う「副菜」という料理の区分を基本としつつ、「一汁三菜」という形式により多様な食品を組み合わせることにより、自ずと必要な栄養素をバランスよく摂ることができることです。豆類は、もともと魚介類、野菜類、海藻類などとともに、「和食」を構成する主要食材の一つで、大豆は主に主菜として、その他の豆類は主に副菜として利用されてきましたが、米と豆を併せて摂取することは、栄養学的な観点や生活習慣病対策という新たな視点からも意義があります。すなわち、豆類により精白米に不足する栄養素であるビタミンB1を始めとするビタミン類やカルシウム、カリウムなどのミネラル類を効率的に補充し、食物繊維などの機能性成分を豊富に摂取することが可能となります。また、豆類は肉類との一部代替により脂質全体や飽和脂肪酸の摂取を抑制しつつ、主食となる米・麦のたんぱく質のアミノ酸組成上の欠点を補い、必要なたんぱく質を効率的に確保することにも寄与します。米を中心として、豆類を始め野菜類、果実類、魚介類、さらに適量の肉類、卵類、乳製品類など多様な食材を組み合わせ、できるだけ「和食」の形式に準じたおかず構成の食事になるよう心がけるとともに、今や欠かすことができなくなった加工食品、調理食品などについても、過度に依存することなく原材料、栄養などを吟味して食事に上手に取り入れていくことは、生活習慣病が少なかった昭和40~50年代の日本の食生活の良いところを現代風にアレンジした、いわば「21世紀の新しい日本型食生活」と言えるでしょう。 食生活に豆を上手に活用していくためのヒント 豆類は、栄養面で優れた特性を有するうえ、味に癖がなく、一緒に調理した食材のうま味を吸って、その美味しさを実感させてくれるため、様々な食材との相性が非常に良いという特徴を持っています。このため、世界では、豆は肉、魚介、野菜などとの組み合わせにより、煮物、スープ・シチュー、焼物、揚物、サラダ、肉・魚料理の付け合せなど様々な料理に使われています。また、乾燥豆をゆでて粒のまま使うだけではなく、潰してマッシュ、ペーストあるいは液状にして利用することも多く、このような利用に便利なよう、流通形態も皮剥き、半割り、粉末状など多様です。一方、日本では、昔から豆は餡や和菓子、煮豆など甘い味付けをして食べるものという先入観が強いこともあり、赤飯、いとこ煮、五目豆など伝統的豆料理を除くと、世界で見られるような多様な豆の使い方にはまだなじみが薄い状況にあります。そのうえ、ライフスタイルの変化に伴い、かつてのように家庭で料理に手間暇をかける余裕がなくなってきたことを背景に、インスタント食品、冷凍食品、レトルト食品、調理・半調理食品、さらに「○○の素」といった合わせ調味料など多様な食品が広く利用されるようになり、家庭料理は短時間で簡単に作れるものが主流となってきています。このような状況の中で、豆は健康に良いことが十分に分かっていても、水に長時間浸けて戻し、さらに下ゆでをする必要があるため、調理に手間がかかる面倒な食材というイメージから敬遠され、食卓に供される機会が少なくなってきています。しかし、乾燥豆は、賞味期限が常温で通常2年間と長期保存が可能なため、常備しておき、時間に余裕がある週末などに一度にまとめてゆでたうえ、小分けにして冷凍保存し、使いたい時に電子レンジで解凍すれば、まな板も包丁も使わず、そのまますぐに使うことができる便利な食材です。また、熱湯を使って短時間で戻したり、魔法瓶や保温・保冷用ステンレスボトルで手間をかけずにゆでるなどの裏技を活用すれば、思いのほか簡単に下ゆですることも可能です。さらに、最近では、スーパーの店頭にそのまま料理に使える豆の水煮・蒸煮の缶詰やビニールパック製品が多く並ぶようになってきています。「豆料理」のレシピをあまり知らないため、使うことを躊躇したり、作ってもワンパターンになってしまうという声をよく聞きますが、ことさらいわゆる「豆料理」を目指すのではなく、カレー、シチュー、野菜炒め、ハンバーグ、炊込みご飯、サラダなどいつもの家庭料理や市販のレトルトカレー、パスタソース製品などに、ゆでて冷凍保存しておいた豆や市販の水煮・蒸煮製品を加えて簡単なアレンジを施すだけでも、食物繊維、鉄を始めとして不足しがちな栄養成分が補われ、美味しく格段に栄養バランスの良い食事に変化します。なお、乾燥豆のたんぱく質含有率は、大豆35%、あずきやいんげんまめで20%程度と肉や魚に匹敵するほど高いため、豆の煮汁にはうま味成分となるアミノ酸が溶け出しているうえ、ビタミンB群など栄養素の一部や機能性成分のポリフェノールも溶け出しており、栄養に富むだし汁として利用することができます。このため、豆の栄養を余すことなく利用するためには、下ゆで時の煮汁や水煮缶の液汁を料理に利用することをお薦めします。さらに、豆は、料理としてだけではなく、餡を使った和菓子や各種の豆菓子としても摂取することができます。豆を原料にして作る餡は、ビタミン、ミネラル、食物繊維、ポリフェノールに富むという豆の栄養特性を概ね維持しており、健康的な食べ物ということができます。また、甘い和菓子は高エネルギーと思われがちですが、豆、米などの炭水化物主体の材料を主原料としているため、バター、生クリームなど炭水化物の2.25倍ものエネルギーがある脂質を主体とした材料をふんだんに使用して作る洋菓子と比べると、同じ重さなら相対的にかなり低エネルギーと言うことができます。菓子のエネルギーは個別の製品により大きさ、材料とその配合などが異なるため、和菓子と洋菓子を一概に比較することはできませんが、例えば、「日本食品標準成分表」に記載されている100g当たりエネルギー量は、大福もちが235kcalなのに対し、ショートケーキは344kcalです。和菓子は気分転換や癒し効果など、心の健康を得るためにも重要な役割を果たすものであり、適時・適量で楽しんでいる限り、ことさらエネルギーの摂り過ぎを気にする必要はないでしょう。これからの健康増進のため、特に次代を担う若者や子供たちには、様々な豆料理や和菓子など何らかの形で、毎日の食生活に豆の栄養を活かす習慣を身につけていただきたいと考えます。 引用:日本豆類協会

    今後の食生活への豆活用

    食生活改善推進の要となる豆 近年、日本では食生活の変化などから糖尿病や心筋梗塞などの疾患が、成人だけでなく若者にまで増加しています。このため、若いうちから食生活の改善などにより健康で長生きできる身体を作っていけるよう、生活習慣病対策は、健康対策の中でも特に力を入れて推進されています。生活習慣病対策では、適度な運動や睡眠・休養、禁煙、節酒などが推奨されていますが、やはり中核となる対策は栄養を適正に摂取していくための食生活の改善です。具体的には、野菜・果物やカルシウムに富む食品の摂取量を増やすとともに、食塩相当量の摂取量の減少とカリウム摂取量の増加、食物繊維摂取量の増加、さらに脂肪エネルギー比率の減少と飽和脂肪酸摂取の抑制などがポイントとなっています。豆類は、これらの食生活改善を進めるに当たり、要となり得る非常に有用な食材と言うことができます。適正なエネルギー摂取量を確保しつつ、脂肪エネルギー比率を適正な水準にしていくためには、過剰気味の脂質の摂取を減らして糖質の摂取を増やすことになりますが、このためには世界的にも健康的な食事スタイルとして注目されつつある米を中心とした日本の伝統的な食事スタイル「和食」の良さを再認識していく必要があります。「和食」の最大の特徴は、主として炭水化物エネルギーの供給源となる「主食」、主としてたんぱく質や脂質の供給源となる「主菜」、主食及び主菜に不足するビタミン、ミネラル、食物繊維などを補う「副菜」という料理の区分を基本としつつ、「一汁三菜」という形式により多様な食品を組み合わせることにより、自ずと必要な栄養素をバランスよく摂ることができることです。豆類は、もともと魚介類、野菜類、海藻類などとともに、「和食」を構成する主要食材の一つで、大豆は主に主菜として、その他の豆類は主に副菜として利用されてきましたが、米と豆を併せて摂取することは、栄養学的な観点や生活習慣病対策という新たな視点からも意義があります。すなわち、豆類により精白米に不足する栄養素であるビタミンB1を始めとするビタミン類やカルシウム、カリウムなどのミネラル類を効率的に補充し、食物繊維などの機能性成分を豊富に摂取することが可能となります。また、豆類は肉類との一部代替により脂質全体や飽和脂肪酸の摂取を抑制しつつ、主食となる米・麦のたんぱく質のアミノ酸組成上の欠点を補い、必要なたんぱく質を効率的に確保することにも寄与します。米を中心として、豆類を始め野菜類、果実類、魚介類、さらに適量の肉類、卵類、乳製品類など多様な食材を組み合わせ、できるだけ「和食」の形式に準じたおかず構成の食事になるよう心がけるとともに、今や欠かすことができなくなった加工食品、調理食品などについても、過度に依存することなく原材料、栄養などを吟味して食事に上手に取り入れていくことは、生活習慣病が少なかった昭和40~50年代の日本の食生活の良いところを現代風にアレンジした、いわば「21世紀の新しい日本型食生活」と言えるでしょう。 食生活に豆を上手に活用していくためのヒント 豆類は、栄養面で優れた特性を有するうえ、味に癖がなく、一緒に調理した食材のうま味を吸って、その美味しさを実感させてくれるため、様々な食材との相性が非常に良いという特徴を持っています。このため、世界では、豆は肉、魚介、野菜などとの組み合わせにより、煮物、スープ・シチュー、焼物、揚物、サラダ、肉・魚料理の付け合せなど様々な料理に使われています。また、乾燥豆をゆでて粒のまま使うだけではなく、潰してマッシュ、ペーストあるいは液状にして利用することも多く、このような利用に便利なよう、流通形態も皮剥き、半割り、粉末状など多様です。一方、日本では、昔から豆は餡や和菓子、煮豆など甘い味付けをして食べるものという先入観が強いこともあり、赤飯、いとこ煮、五目豆など伝統的豆料理を除くと、世界で見られるような多様な豆の使い方にはまだなじみが薄い状況にあります。そのうえ、ライフスタイルの変化に伴い、かつてのように家庭で料理に手間暇をかける余裕がなくなってきたことを背景に、インスタント食品、冷凍食品、レトルト食品、調理・半調理食品、さらに「○○の素」といった合わせ調味料など多様な食品が広く利用されるようになり、家庭料理は短時間で簡単に作れるものが主流となってきています。このような状況の中で、豆は健康に良いことが十分に分かっていても、水に長時間浸けて戻し、さらに下ゆでをする必要があるため、調理に手間がかかる面倒な食材というイメージから敬遠され、食卓に供される機会が少なくなってきています。しかし、乾燥豆は、賞味期限が常温で通常2年間と長期保存が可能なため、常備しておき、時間に余裕がある週末などに一度にまとめてゆでたうえ、小分けにして冷凍保存し、使いたい時に電子レンジで解凍すれば、まな板も包丁も使わず、そのまますぐに使うことができる便利な食材です。また、熱湯を使って短時間で戻したり、魔法瓶や保温・保冷用ステンレスボトルで手間をかけずにゆでるなどの裏技を活用すれば、思いのほか簡単に下ゆですることも可能です。さらに、最近では、スーパーの店頭にそのまま料理に使える豆の水煮・蒸煮の缶詰やビニールパック製品が多く並ぶようになってきています。「豆料理」のレシピをあまり知らないため、使うことを躊躇したり、作ってもワンパターンになってしまうという声をよく聞きますが、ことさらいわゆる「豆料理」を目指すのではなく、カレー、シチュー、野菜炒め、ハンバーグ、炊込みご飯、サラダなどいつもの家庭料理や市販のレトルトカレー、パスタソース製品などに、ゆでて冷凍保存しておいた豆や市販の水煮・蒸煮製品を加えて簡単なアレンジを施すだけでも、食物繊維、鉄を始めとして不足しがちな栄養成分が補われ、美味しく格段に栄養バランスの良い食事に変化します。なお、乾燥豆のたんぱく質含有率は、大豆35%、あずきやいんげんまめで20%程度と肉や魚に匹敵するほど高いため、豆の煮汁にはうま味成分となるアミノ酸が溶け出しているうえ、ビタミンB群など栄養素の一部や機能性成分のポリフェノールも溶け出しており、栄養に富むだし汁として利用することができます。このため、豆の栄養を余すことなく利用するためには、下ゆで時の煮汁や水煮缶の液汁を料理に利用することをお薦めします。さらに、豆は、料理としてだけではなく、餡を使った和菓子や各種の豆菓子としても摂取することができます。豆を原料にして作る餡は、ビタミン、ミネラル、食物繊維、ポリフェノールに富むという豆の栄養特性を概ね維持しており、健康的な食べ物ということができます。また、甘い和菓子は高エネルギーと思われがちですが、豆、米などの炭水化物主体の材料を主原料としているため、バター、生クリームなど炭水化物の2.25倍ものエネルギーがある脂質を主体とした材料をふんだんに使用して作る洋菓子と比べると、同じ重さなら相対的にかなり低エネルギーと言うことができます。菓子のエネルギーは個別の製品により大きさ、材料とその配合などが異なるため、和菓子と洋菓子を一概に比較することはできませんが、例えば、「日本食品標準成分表」に記載されている100g当たりエネルギー量は、大福もちが235kcalなのに対し、ショートケーキは344kcalです。和菓子は気分転換や癒し効果など、心の健康を得るためにも重要な役割を果たすものであり、適時・適量で楽しんでいる限り、ことさらエネルギーの摂り過ぎを気にする必要はないでしょう。これからの健康増進のため、特に次代を担う若者や子供たちには、様々な豆料理や和菓子など何らかの形で、毎日の食生活に豆の栄養を活かす習慣を身につけていただきたいと考えます。 引用:日本豆類協会

  • 大豆について

    大豆について

    大豆は、中国では米、麦、粟、黍(きび)又は稗(ひえ)とともに五穀の一つとして数千年も前から栽培されてきました。朝鮮半島を経由して日本に伝わるのは、弥生時代初期とみられています。当時の食べ方は、煮豆や炒り豆が主だったようで、味噌や醤油の前身である穀醤(こくびしお)として利用され始めるのは奈良時代に入ってからです。また、国内で広く栽培されるようになるのは鎌倉時代以降です。なお、豆粒がはるかに大きいそらまめ等を差し置いて「大豆」と呼ばれるのは不思議な気もしますが、当時は単に「豆(まめ)」と言えば大豆のことを指すほど重要視されていたため、「大いなる豆」、「大切な豆」との意味でこのような表記になったと言われています。一方、英名の"soybean"は、醤油(英語でsoy)の原料であることに由来しています。 大豆は、現在、沖縄を除き全国的に栽培され、北海道、東北、関東、北陸、九州地方が主な産地です。一般的なものは種皮が黄白色~黄色の「黄大豆」で、他に淡黄緑色~濃緑色の「青大豆」や黒色で一般に「黒豆」と呼ばれる「黒大豆」などがあります。それぞれの主な用途は、「黄大豆」は食品一般、「青大豆」はきな粉や煮豆、「黒大豆」は煮豆などです。なお、生産量は少ないものの、種皮色が茶色や赤色の大豆や斑紋入りの大豆もあります。また、大豆には、白いんげんまめのような純白のものはないので、時々見かける「白大豆」という言い方は、「黄大豆」を「黒大豆」との対比で「白」と表現したものでしょう。 全国の品種の数は多いのですが、主なものとしては「フクユタカ」、「エンレイ」、「タチナガハ」、「リュウホウ」、「スズユタカ」等があり、これらで作付面積全体の5割以上を占めます。 大豆の国内自給率は3~4%程度で、大半は輸入されています。輸入の8割近くがアメリカから、次いでブラジル、パラグアイなどとなっています。大豆は、これら諸国を始め世界的には油を採る目的で生産されており、国際連合食糧農業機関(FAO)の統計では油糧種子に分類されています。日本国内でも需要の8割は製油用で、残りが煮豆、惣菜(そうざい)、納豆、豆腐、油揚げ、凍豆腐、味噌、醤油等の食品用です。なお、国産大豆はほぼ全量が食品用に仕向られているため、製油用を除いた食用自給率は2割強となっています。 引用:日本豆類協会

    大豆について

    大豆は、中国では米、麦、粟、黍(きび)又は稗(ひえ)とともに五穀の一つとして数千年も前から栽培されてきました。朝鮮半島を経由して日本に伝わるのは、弥生時代初期とみられています。当時の食べ方は、煮豆や炒り豆が主だったようで、味噌や醤油の前身である穀醤(こくびしお)として利用され始めるのは奈良時代に入ってからです。また、国内で広く栽培されるようになるのは鎌倉時代以降です。なお、豆粒がはるかに大きいそらまめ等を差し置いて「大豆」と呼ばれるのは不思議な気もしますが、当時は単に「豆(まめ)」と言えば大豆のことを指すほど重要視されていたため、「大いなる豆」、「大切な豆」との意味でこのような表記になったと言われています。一方、英名の"soybean"は、醤油(英語でsoy)の原料であることに由来しています。 大豆は、現在、沖縄を除き全国的に栽培され、北海道、東北、関東、北陸、九州地方が主な産地です。一般的なものは種皮が黄白色~黄色の「黄大豆」で、他に淡黄緑色~濃緑色の「青大豆」や黒色で一般に「黒豆」と呼ばれる「黒大豆」などがあります。それぞれの主な用途は、「黄大豆」は食品一般、「青大豆」はきな粉や煮豆、「黒大豆」は煮豆などです。なお、生産量は少ないものの、種皮色が茶色や赤色の大豆や斑紋入りの大豆もあります。また、大豆には、白いんげんまめのような純白のものはないので、時々見かける「白大豆」という言い方は、「黄大豆」を「黒大豆」との対比で「白」と表現したものでしょう。 全国の品種の数は多いのですが、主なものとしては「フクユタカ」、「エンレイ」、「タチナガハ」、「リュウホウ」、「スズユタカ」等があり、これらで作付面積全体の5割以上を占めます。 大豆の国内自給率は3~4%程度で、大半は輸入されています。輸入の8割近くがアメリカから、次いでブラジル、パラグアイなどとなっています。大豆は、これら諸国を始め世界的には油を採る目的で生産されており、国際連合食糧農業機関(FAO)の統計では油糧種子に分類されています。日本国内でも需要の8割は製油用で、残りが煮豆、惣菜(そうざい)、納豆、豆腐、油揚げ、凍豆腐、味噌、醤油等の食品用です。なお、国産大豆はほぼ全量が食品用に仕向られているため、製油用を除いた食用自給率は2割強となっています。 引用:日本豆類協会

  • 虎豆(とらまめ)について

    虎豆(とらまめ)について

    虎豆は蔓性のいんげんまめで、北海道では、同種の大福豆、別種のべにばないんげんである白花豆・紫花豆とともに、高級菜豆と呼ばれています。白地を基本としながら、へその周囲に濃黄褐色と淡黄褐色の斑紋が入っているのが特徴で、模様の入り具合が虎に似ていることから、虎豆と称されます。 虎豆は、もともとは「コンコード・ポール」(concord pole)という品種で、明治時代にアメリカのマサチューセッツ州コンコードから導入されて栽培が始まりました。現在は「改良虎豆」、「福虎豆」などの新しい品種が栽培されています。日本での主な産地は北海道の胆振(いぶり)、北見地方です。 虎豆は豆が柔らかくて煮えやすいのが特徴です。粘りがあっておいしく、主産地の北海道では、煮豆と言えばこの豆を指すくらいです。煮豆の王様とも呼ばれるほど、煮豆に適しています。 引用:日本豆類協会

    虎豆(とらまめ)について

    虎豆は蔓性のいんげんまめで、北海道では、同種の大福豆、別種のべにばないんげんである白花豆・紫花豆とともに、高級菜豆と呼ばれています。白地を基本としながら、へその周囲に濃黄褐色と淡黄褐色の斑紋が入っているのが特徴で、模様の入り具合が虎に似ていることから、虎豆と称されます。 虎豆は、もともとは「コンコード・ポール」(concord pole)という品種で、明治時代にアメリカのマサチューセッツ州コンコードから導入されて栽培が始まりました。現在は「改良虎豆」、「福虎豆」などの新しい品種が栽培されています。日本での主な産地は北海道の胆振(いぶり)、北見地方です。 虎豆は豆が柔らかくて煮えやすいのが特徴です。粘りがあっておいしく、主産地の北海道では、煮豆と言えばこの豆を指すくらいです。煮豆の王様とも呼ばれるほど、煮豆に適しています。 引用:日本豆類協会

  • 花豆(はなまめ)について

    花豆(はなまめ)について

    花豆は、インゲン属の中の「べにばないんげん」のことを言います。「いんげんまめ」とは別種ですが、主産地の北海道では、蔓性で支柱が必要など栽培方法が似ている大福豆や虎豆とともに「高級菜豆」と総称されています。鮮赤色又は白色の大きな花をたくさん咲かせるのが特徴で、それが名の由来ともなっています。赤花の子実は紫の地に黒色の斑が入っていて紫花豆と呼ばれ、白花のものは子実も白色をしているところから白花豆と呼ばれます。豆粒は際立って大きく、煮豆、甘納豆の原料になります。 花豆の種子が日本に伝わったのは、江戸時代の末期ですが、花が大きくきれいなため、当時はもっぱら観賞用に栽培されていました。食用としての栽培は明治時代になってから札幌農学校で始められ、本格的な栽培は大正時代に入ってからです。低温を好み、温暖地では花が咲いても結実しないため、現在は、主として北海道でつくられ、一部、東北地方や長野県、群馬県などの冷涼な地域でも栽培されています。 なお、花豆は、英語では“Runner bean”、“Flower bean”などされ、また、中国語では白花豆を「白花芸豆」、紫花豆を「黒花芸豆」などと表記します。   引用:日本豆類協会

    花豆(はなまめ)について

    花豆は、インゲン属の中の「べにばないんげん」のことを言います。「いんげんまめ」とは別種ですが、主産地の北海道では、蔓性で支柱が必要など栽培方法が似ている大福豆や虎豆とともに「高級菜豆」と総称されています。鮮赤色又は白色の大きな花をたくさん咲かせるのが特徴で、それが名の由来ともなっています。赤花の子実は紫の地に黒色の斑が入っていて紫花豆と呼ばれ、白花のものは子実も白色をしているところから白花豆と呼ばれます。豆粒は際立って大きく、煮豆、甘納豆の原料になります。 花豆の種子が日本に伝わったのは、江戸時代の末期ですが、花が大きくきれいなため、当時はもっぱら観賞用に栽培されていました。食用としての栽培は明治時代になってから札幌農学校で始められ、本格的な栽培は大正時代に入ってからです。低温を好み、温暖地では花が咲いても結実しないため、現在は、主として北海道でつくられ、一部、東北地方や長野県、群馬県などの冷涼な地域でも栽培されています。 なお、花豆は、英語では“Runner bean”、“Flower bean”などされ、また、中国語では白花豆を「白花芸豆」、紫花豆を「黒花芸豆」などと表記します。   引用:日本豆類協会

1 4
1 3

まめさくらについて

北海道十勝の本別町は一日の寒暖の差が大きく日照時間も非常に長いなど、
環境と地形に恵まれ「日本一の豆のまち」と称されています。

その高品質な豆は新鮮かつ安全で丹精を込めて厳選されています。
四季折々の美しい自然と豊かな緑に囲まれて育まれた風味豊かな美味しい豆をはじめ、豆を使った幅広い食品をお届けします。自然の恵みがたっぷりと凝縮された大地からの贈り物をご賞味ください。

大手亡  雪手亡
とら豆  虎豆
紫花豆  紫花豆
白花豆  白花豆